2回刈り栽培向きホールクロップサイレージ用イネ新品種「ルリアオバ」の育成
2回刈り栽培向きホールクロップサイレージ用イネ新品種「ルリアオバ」の育成
レコードナンバー | 870239 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20003504 | NACSIS書誌ID | AA11598810 |
著者名 | 坂井 真 中野 洋 岡本 正弘 田村 克徳 梶 亮太 田村 泰章 片岡 知守 溝淵 律子 | ||
書誌名 | 九州沖縄農業研究センター報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (NARO/KARC) Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Kyushu Okinawa Reg. 九州沖縄農研報告 | ||
発行元 | 農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター | ||
巻号,ページ | 60号, p.1-12(2013-09) | ISSN | 13469177 |
全文表示 | PDFファイル (1847KB) | ||
抄録 | 「ルリアオバ」は,暖地向きの再生イネを利用する2回刈り栽培に適するホールクロップサイレージ(WCS)用の水稲品種であり,2012年4月に品種登録された。本品種は,台湾のインディカ型のもち在来種「Taporuri」のγ線照射後代から難脱粒性を示す突然変異体として選抜,育成された。脱粒性以外の特性は「Taporuri」とほぼ同一である。出穂期は育成地では「タチアオバ」より遅い“極晩生”に属するもち種である。極長稈で,黄熟期に到達する頃には倒伏の可能性が大きくなるが,「Taporuri」同様に生育初期から生育がきわめて旺盛である特性を生かし,2回刈り栽培では「タチアオバ」を上回る地上部乾物収量が得られる。いもち病に対しては未同定の真性抵抗性を持ち,圃場抵抗性は葉いもち,穂いもちともに不明である。白葉枯病抵抗性は“中”で,縞葉枯病には抵抗性を有する。 | ||
索引語 | 育成;特性;再生イネ;ホールクロップサイレージ;γ線照射後代;出穂期;極晩生;黄熟期;生育初期;葉いもち | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2014年06月11日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |