里山環境の派生的価値の経済評価に基づく地域活性化計画の診断

里山環境の派生的価値の経済評価に基づく地域活性化計画の診断

レコードナンバー870420論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015642NACSIS書誌IDAN00386889
著者名山下 良平
書誌名農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association
別誌名Journal of rural planning
Journal of Rural Planning Association
発行元農村計画学会
巻号,ページ32巻・ p.185-190(2013-11)ISSN09129731
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抄録今後も生態系サービスの維持保全に関心が高まるにつれて,里山の環境価値を接点とした農村と都市の協働活動は増加すると見られる。本研究では,近年急増する「里山保全」を契機とした地域活性化計画に定量的な評価を行うべく,里山の環境価値を認識し,消費する都市住民の現局面に着目した。その一環として,地元と外部主体が協働で構想する里山活性化計画の精度を高めることを目的として,その具体的な内容が都市住民にどの程度評価されるかを検討した。分析方法としてCVMを用いることにより,中心的な事業として位置づける農産物直売所の設置や地元産農産物と伝統製法が融合した漬け物が,どのような層の都市住民にどの程度評価されるかを明らかにした。得られた知見としては,里山プロジェクトが想定する主な消費者である高齢者層は,実際にK地区産の漬け物への評価が特に高く,計画の方向性は概ね妥当であると判明した。ただし,最も高く評価された場合でも,市販の漬け物の標準的な価格の6~9割高であることを考えて,地域の限られた労働力の中で丁寧に製造し,出荷する場合においても,現実的な生産コストや価格設定を意識する必要がある。また,実際に漬け物のみを購入するために直売所を訪問する状況が継続するとは通常考えにくく,高齢者層の余暇利用行動を分析し,地域一帯として活性化計画を作り出せるかが重要であると想定される。さらに,都市住民が里山で行う環境活動や農作業などの経験は環境価値の評価向上に寄与し,購買行動に一定の効果が見られたが,本調査が実施したような,紙での簡易な情報提供では,殆ど効果が見られなかった。
索引語都市住民;漬け物;里山;評価;環境価値;地域活性化計画;どの程度評価;想定;高齢者層;効果
引用文献数8
登録日2014年04月14日
収録データベースJASI, AGROLib

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