ラットにおけるイソマルチュロースの満腹感持続作用
ラットにおけるイソマルチュロースの満腹感持続作用
レコードナンバー | 870517 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014795 | NACSIS書誌ID | AN00311992 |
著者名 | 笹川 克己 峰尾 茂 平山 匡男 佐藤 眞治 | ||
書誌名 | 日本栄養・食糧学会誌 | ||
別誌名 | 日本栄養・食糧学会誌 | ||
発行元 | 日本栄養・食糧学会 | ||
巻号,ページ | 66巻・ 6号, p.301-307(2013-12) | ISSN | 02873516 |
全文表示 | PDFファイル (451KB) | ||
抄録 | スクロースの構造異性体であるイソマルチュロースは,小腸でゆっくりと消化される糖質として知られている。摂食行動には様々な要因が関わっているが,食品中の栄養成分の消化速度と摂食調節との関連性については明らかになっていない。そこで,ラットの摂食行動に及ぼすイソマルチュロースの影響について検討を行った。その結果,イソマルチュロース投与後24時間の摂餌量および総エネルギー摂取量は,コントロール群に比べ有意に減少することが明らかとなった。また,胃内容物排出はコントロール群に比べ低下する傾向にあり,血糖値と血漿中インスリン濃度の上昇はスクロース群に比べ有意に抑制された。以上の結果は,消化速度の遅いイソマルチュロースが満腹感を持続させる作用を有することを示しており,食欲コントロールに有用である可能性が示唆された。 | ||
索引語 | イソマルチュロース;ラット;摂食行動;消化速度;コントロール群;スクロース;摂餌量;総エネルギー摂取量;スクロース群;満腹感持続作用 | ||
引用文献数 | 30 | 登録日 | 2014年04月21日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |