養殖ブリの微胞子虫性脳脊髄炎

養殖ブリの微胞子虫性脳脊髄炎

レコードナンバー870688論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008714NACSIS書誌IDAN00063165
著者名横山 博
宮崎 洋平
良永 知義
書誌名魚病研究
別誌名Fish pathology
発行元[出版者不明]
巻号,ページ48巻・ 4号, p.119-125(2013-12)ISSN0388788X
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抄録中国産輸入カンパチ種苗の「キリキリ舞い」を特徴とする疾病はSpraguea属に近縁の神経系寄生微胞子虫による脳脊髄炎であることが報告されている。本研究では,2010年に発生した養殖ブリにおける類似の疾病について調査した。ブリ病魚の中枢神経系から微胞子虫が検出され,形態学的観察と遺伝子解析によりカンパチの脳脊髄炎原因微胞子虫と同種であると判断された。病理組織学的には,ブリ病魚の神経組織にグリオーシスや神経線維の変性,神経細胞の空胞化などを伴う脳脊髄炎および病変部に微胞子虫の胞子塊が観察された。2010年に発病がみられたブリ養殖場での定期調査の結果,2011年および2012年には本疾病の発生例はなく,微胞子虫の寄生率も減少したことが示された。この微胞子虫は,おそらく中国産輸入種苗カンパチとともに日本に持ち込まれ,養殖ブリに伝播したと考えられる。
索引語微胞子虫;養殖ブリ;疾病;脳脊髄炎;ブリ病魚;中国産輸入カンパチ種苗;神経組織;神経線維;神経細胞;空胞化
引用文献数15
登録日2014年04月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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