奄美大島・加計呂麻島におけるシガテラ原因魚の毒組成解析
奄美大島・加計呂麻島におけるシガテラ原因魚の毒組成解析
レコードナンバー | 870759 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 與儀 健太郎 大城 直雅 松田 聖子 佐久川 さつき 松尾 敏明 安元 健 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 54巻・ 6号, p.385-391(2013-12) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (2734KB) | ||
抄録 | 2008年に鹿児島県奄美群島で発生した魚類摂食に起因する食中毒シガテラの3事例について,原因魚3試料および同時に漁獲された近海魚5種7試料のLC-MS/MSによるシガトキシン類(CTXs)一斉分析の検討を行った。食中毒の原因となったイッテンフエダイ2試料およびバラハタ1試料のすべてからCTX1B,54-deoxyCTX1B,52-epi-54-deoxyCTX1Bが検出されたが,CTX3C類縁体は認められなかった。これら2魚種のCTXs組成比は,それぞれ沖縄海域の両種における組成と共通していた。一方,宮崎県での食中毒原因試料はCTX3C類縁体が主要毒であり,毒組成の違いが示された。また,LC-MS/MSで測定した毒量はマウス毒性試験(MBA)結果(0.1~0.8MU/g)と同程度であったが,比毒性が明確でない54-deoxyCTX1Bによる総毒力への影響も推察された。一方,MBAで陰性(<0.025MU/g)を示した近海魚1試料からも微量のCTXsが検出された。 | ||
索引語 | LC;検出;食中毒シガテラ;バラ;2魚種;MS;MBA;奄美大島;加計呂麻島;シガテラ原因魚 | ||
引用文献数 | 26 | 登録日 | 2014年05月12日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |