CHN分析計による沿岸域における粒状有機炭素の定量法の検討
CHN分析計による沿岸域における粒状有機炭素の定量法の検討
レコードナンバー | 870825 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20012308 | NACSIS書誌ID | AA11768091 |
論文副題 | 無機炭素の影響について | ||
著者名 | 花田 光司 池田 大樹 寺門 亜矢子 井関 和夫 | ||
書誌名 | 生物圏科学 | ||
別誌名 | Biosphere science Journal of the Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 J. Grad. Sch. Biosp. Sci., Hiroshima Univ | ||
発行元 | 広島大学大学院生物圏科学研究科 | ||
巻号,ページ | 52巻・ p.15-24(2013-12) | ISSN | 13481371 |
全文表示 | PDFファイル (8109KB) | ||
抄録 | 無機炭素を含む海洋中粒子の有機炭素・窒素をCHN元素分析計で定量する場合には,予め酸処理により無機炭素(PIC)を除去する必要があるが,沿岸域試料で,酸処理なしでのCHN分析計の測定値を有機炭素と見做して報告している例が稀に見られる。そこで,瀬戸内海で採取された懸濁粒子,沈降粒子,および堆積物を用いて,酸処理の有無が粒状有機炭素(POC) の分析結果に及ぼす影響と,そこから派生する問題について検討した。一部の懸濁粒子や,沈降粒子および海底堆積物中の炭素の測定値は,酸処理なしの値が酸処理ありの値よりも顕著に高く,C/chl. a,C/N比なども過大評価されることが確認された。以上のことから,瀬戸内海を含む沿岸域試料でも,分析前の酸処理が必須であることが明らかとなった。 | ||
索引語 | 酸処理;沿岸域試料;値;無機炭素;CHN分析計;粒状有機炭素;検討;影響;有機炭素;測定値 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2014年05月12日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |