興津川と天竜川におけるアユの産卵生態からみた現行の禁漁措置の妥当性

興津川と天竜川におけるアユの産卵生態からみた現行の禁漁措置の妥当性

レコードナンバー870955論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20035800NACSIS書誌IDAA1235617X
著者名鈴木 邦弘
鈴木 勇己
谷高 弘記
井口 明
書誌名静岡県水産技術研究所研究報告 = Bulletin of Shizuoka Prefectural Research Institute of Fishery
別誌名静岡水技研研報
Bull. Shizuoka Pref. Res. Inst. Fish.
静岡県水技研研報
発行元静岡県水産技術研究所
巻号,ページ46号, p.85-91(2014-01)ISSN18830382
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抄録近年,アユPlecoglossus altivelisの産卵の遅れや,早期ふ化群が遡上に貢献しないことが全国各地で報告されるようになり,禁漁期間の見直しの必要性が指摘されるようになった。本研究では,2010年と2011年に興津川と天竜川のそれぞれで流下仔魚調査を行い,その結果から産卵水域や産卵期間を推定し現行の禁漁措置の妥当性を議論した。天竜川における産卵期は9月下旬~11月下旬で,その盛期は10月下旬であり,主たる産卵水域は河口から上流9~17kmの範囲と推察された。一方,興津川における産卵期は10月上中旬~1月上中旬で,その盛期は11月下旬であり,主たる産卵水域は河口から上流0.5~1.5kmの範囲と同上流4.3~8.6kmの範囲と推察された。産卵開始,産卵ピーク,産卵終了のいずれもが天竜川に比べ興津川で遅く,産卵期間も天竜川の約2ヵ月間に比べ興津川では約3ヵ月間と長かった。天竜川における現行の禁漁措置は,現状のアユの産卵状況と合致してほぼ合理的であると思われたが,興津川では再生産に寄与できていない親魚が再解禁後に多数漁獲されている可能性が高いため,禁漁期間の延長や禁漁区域の拡大等を速やかに実現する必要があると考えられた。
索引語興津川;天竜川;現行;禁漁措置;禁漁期間;産卵期間;産卵期;産卵水域;範囲;アユ
引用文献数28
登録日2014年05月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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