アカメガシワクダアザミウマ雌成虫における休眠性の地理的変異

アカメガシワクダアザミウマ雌成虫における休眠性の地理的変異

レコードナンバー871122論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名藤本 顕次
櫻井 民人
中尾 史郎
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ58巻・ 1号, p.47-54(2014-02)ISSN00214914
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抄録アカメガシワクダアザミウマHaplothrips brevitubus(Karny)は害虫アザミウマ類に対する生物学的防除素材として期待されている。日長が雌の生殖休眠の誘導に及ぼす影響とその地理的変異を明らかにする目的で,岩手県,京都府,および鹿児島県由来の個体群を20℃の6段階の光周期条件下で飼育した。長日条件下(16L8D)で発育した雌は羽化後15日以内に産卵したが,短日条件下で発育した雌は休眠が誘導された。休眠誘導の臨界日長は岩手個体群で約15時間,京都個体群で14時間から15時間の間,鹿児島個体群で12時間から13時間の間となった。岩手個体群と京都個体群では臨界日長以下の日長で発育した個体の90%以上が休眠したが,鹿児島個体群では休眠率が50%以下にとどまり,鹿児島個体群のブルード間における休眠誘導の光周反応曲線の相違は岩手個体群や京都個体群より大きかった。鹿児島個体群における休眠個体の産卵前期間は岩手個体群や京都個体群より短かった。また,京都個体群と鹿児島個体群の交配次世代における休眠性を調査したところ,休眠誘導の臨界日長は13時間から14時間の間にあり,臨界日長以下での休眠率は鹿児島個体群より高かった。
索引語鹿児島個体群;京都個体群;岩手個体群;日長;休眠;臨界日長;雌;発育;休眠誘導;個体
引用文献数27
登録日2014年05月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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