北関東の中山間地域の農用林における落葉および落葉堆肥生産と水田施用の有効性

北関東の中山間地域の農用林における落葉および落葉堆肥生産と水田施用の有効性

レコードナンバー871310論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007967NACSIS書誌IDAN00124077
著者名逢沢 峰昭
乾 友恵
平井 英明
大澤 和敏
池田 純子
大久保 達弘
書誌名森林立地
別誌名Japanese journal of forest environment
森林立地学会誌
発行元森林立地墾話会
巻号,ページ55巻・ 2号, p.119-126(2013-12)ISSN03888673
全文表示PDFファイル (2954KB) 
抄録北関東の中山間地域において,林地と農地の一体的利活用と有機物を用いた米生産に向けて,農用林から得られる落葉量,落葉堆肥の材料となる落葉量,そこから生産される堆肥量,水田投入量の測定を行い,水田1haへの施用に必要な落葉および落葉堆肥を得ることができる農用林の林分面積を調べた。さらに,これらの有機物を用いて水稲栽培試験を行い,養分組成からみた水田施用の有効性を検討した。測定の結果,農用林から少なくとも5Mg/haの落葉を確保できること,低温季からでは約9ヶ月で落葉487kgから230kgの落葉堆肥を生産できることがわかった。また,水田1haへの施用に必要な落葉および落葉堆肥を確保することができる林分面積は1ha程度であることがわかった。落葉および落葉堆肥の養分組成を調べた結果,肥効率を考慮した落葉および落葉堆肥の窒素量は,一般的な施肥基準量に達していなかった。しかし,落葉および落葉堆肥のリン酸とカリウムは,施肥基準量の10%以下であったため,リン酸やカリウムの過剰蓄積に対する低成分肥料として期待された。ただ,落葉および落葉堆肥を用いて栽培した2011年の米収量は,化成肥料を用いた慣行農法の8割程度と低くはないものの,無施肥区と比べると肥料効果は限定的であった。
索引語落葉;落葉堆肥;農用林;北関東;中山間地域;水田施用;有効性;施用;有機物;落葉量
引用文献数30
登録日2014年06月10日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat