水稲生産における好気発酵液肥の稲わら腐熟促進剤および窒素肥料としての施用効果の評価

水稲生産における好気発酵液肥の稲わら腐熟促進剤および窒素肥料としての施用効果の評価

レコードナンバー871611論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名平井 康丸
猿田 恵輔
河合 憲三
首藤 大比古
山川 武夫
望月 俊宏
井上 英二
岡安 崇史
光岡 宗司
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ82巻・ 4号, p.325-336(2013-10)ISSN00111848
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抄録近年,水稲生産におけるコスト・環境負荷・エネルギー消費低減の観点から,し尿や汚泥を原料として製造される好気発酵液肥(液肥)の利用促進の気運が高まっている。そこで本研究では,稲わらの腐熟促進剤および窒素肥料としての液肥の施用効果を2009年と2010年の2年間の連用試験により評価した。腐熟促進剤の施用効果は,稲体の地上部乾物重,全窒素含量(T-N),窒素保有量の面からは確認されなかった。窒素肥料としての効果は,基肥として全層施用する場合は,アンモニア態窒素(NH4-N)の割合が7割程度あれば,化学肥料と同等であり,穂数は同程度確保された。一方,NH4-Nの割合が低い場合は,乾物重,T-N,窒素保有量が低下し,穂数が減少する傾向であった。追肥として表面施用する場合は,NH4-Nの揮散損失を伴うため窒素保有量が小さくなり,籾数の減少を招くことが示唆された。また,NH4-Nの割合が低い場合は,窒素吸収が緩やかになり登熟期の窒素栄養状態が低下した。これにより,2010年の出穂後20日間の平均気温が26.7℃の高温条件において,千粒重が低下したと推察された。以上の収量構成要素の低下により,精玄米重は小さくなる傾向であった。液肥の窒素肥料としての効果は,NH4-Nの割合に依存するため,その成分変動は利用上の問題と考えられる。
索引語NH4-N;液肥;窒素肥料;割合;低下;施用効果;腐熟促進剤;T-N;効果;穂数
引用文献数22
登録日2014年07月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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