中国産多収性水稲品種の吸収窒素利用効率に及ぼす緩効性肥料の施用効果
中国産多収性水稲品種の吸収窒素利用効率に及ぼす緩効性肥料の施用効果
レコードナンバー | 871612 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014890 | NACSIS書誌ID | AN00189888 |
著者名 | 小久保 敏明 宮崎 彰 吉田 徹志 山本 由徳 浅木 直美 上野 秀人 居 静 王 余龍 | ||
書誌名 | 日本作物學會紀事 | ||
別誌名 | Proceedings of the Crop Science Society of Japan Japanese journal of crop science 日本作物学会紀事 | ||
発行元 | 日本作物學會 | ||
巻号,ページ | 82巻・ 4号, p.337-344(2013-10) | ISSN | 00111848 |
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全文表示 | PDFファイル (3988KB) | ||
抄録 | 中国産多収性水稲品種の吸収窒素(N)利用効率(吸収N量当たりの精玄米収量,NUEg)に及ぼす緩効性N肥料(シグモイド型Sおよびリニア型L)の施用効果を調査した。緩効性肥料の施用により中国産多収性水稲品種,揚稲4号(YD),武育粳3号(WY)およびヒノヒカリ(HH)の地上部乾物重および吸収N量は有意に増加した。吸収N量の増加に伴いNUEgは低下したが,同じ吸収N量で比較すると,NUEgはYDおよびWYのS単独施用区で通常肥料区(C)より高い傾向があった。これは,吸収N量に対して登熟歩合が高く維持されたことに起因していた。YDでは未登熟籾の割合がHHより有意に低く,これは粒の比重が大きいことによるものと考えられる。また,YDでは高いシンク要求に対して出穂後の籾当たり茎葉乾物重減少量(ΔT)がHHより有意に高かった。これらの形質が安定して高い登熟歩合をもたらしていると考えられる。 | ||
索引語 | 中国産多収性水稲品種;緩効性肥料;施用効果;NUEg;吸収N量;吸収窒素利用効率;増加;登熟歩合;吸収;吸収窒素 | ||
引用文献数 | 31 | 登録日 | 2014年07月07日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |