“えん下困難者用食品”の基準中のテクスチャー試験法(TPA)に関する考察
“えん下困難者用食品”の基準中のテクスチャー試験法(TPA)に関する考察
レコードナンバー | 871722 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20014033 | NACSIS書誌ID | AA12076107 |
著者名 | 秋間 彩香 谷米 温子 熊谷 日登美 熊谷 仁 | ||
書誌名 | 日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering | ||
別誌名 | 日本食品工学会誌 JSFE | ||
発行元 | 日本食品工学会 | ||
巻号,ページ | 15巻・ 1号, p.15-24(2014-03) | ISSN | 13457942 |
全文表示 | PDFファイル (1004KB) | ||
抄録 | 味覚が類似し,テクスチャーの異なるゲルを用いて,国の「えん下困難者用食品」の基準中の方法に基づいた2-バイトTPA(Texture Profile Analysis)試験を行った。得られたTPA曲線から,3つのパラメータ「硬さ」(hardness),「付着性」(adhesiveness),「凝集性」(cohesiveness)を求めた。また,同一のゲルを用いて,超音波パルスドプラー法により,咽頭部通過時の食物の流速を測定した。3つのパラメータの中では「硬さ」が,誤嚥リスクを予測しうると報告がある咽頭部最大流速Vmaxとの相関が最も高かった。試料濃度の増加に伴って,「硬さ」と咀嚼物粘度は共に増加したので,このことが「硬さ」とVmaxが相関する理由と考えられた。「硬さ」の値が数千N/m2以上では,Vmaxの値が誤嚥しにくいとされるヨーグルト程度となり,誤嚥の危険性がかなり低減することが示された。一方,「凝集性」は,咽頭部流速分布との相関がみられなかった。 | ||
索引語 | 硬さ;値;誤嚥;相関;えん下困難者用食品;ゲル;パラメータ;凝集性;増加;バイトTPA | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2014年07月07日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |