林木育種にむけての材質指標としてのスギ仮道管孔口角

林木育種にむけての材質指標としてのスギ仮道管孔口角

レコードナンバー871807論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00006960NACSIS書誌IDAN00055178
著者名西村 正徳
小田 一幸
松村 順司
松永 浩史
書誌名九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest
発行元[九州大學農學部附属演習林]
巻号,ページ84号, p.51-58(2003-03)ISSN04530284
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抄録林木育種に当って晩材仮道管接線壁に存在する有縁壁孔の孔口角が材質指標になり得るか否かをスギを用いて検討した。まず,無欠点小試験体で曲げ試験を行い,孔口角と曲げヤング率および比曲げヤング率との関係を調べた。この結果,孔口角と曲げヤング率および比曲げヤング率との間には0.1%水準で有為な負の相関関係が存在し,孔口角は簡便なヤング率指標として利用できる可能性が確かめられた。次に,孔口角の樹幹放射方向の変動を観察した。すべての供試木で孔口角は髄付近で大きく,年輪数の増加に伴って減少し,15年輪目付近からほぼ安定した。しかも,孔口角が髄付近で大きかったものは放射方向の全年輪をとおして孔口角が大きい値で推移し,小さかったものは小さい値で推移する傾向を示した。そこで,未成熟材の各年輪の孔口角と成熟材の孔口角との間の相関係数を算出すると,髄から3年輪目ですでに20年輪目の孔口角との間に0.1%水準で有為な相関関係が存在した。このことから,初期成長の段階の孔口角から成木に達したときの孔口角が予測できると推測された。
索引語孔口角;曲げヤング率;比曲げヤング率;髄付近;存在;林木育種;材質指標;スギ仮道管孔口角;値;推移
引用文献数11
登録日2014年07月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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