タマネギ圃場内における黒腐菌核病菌(Sclerotium cepivorum)の菌そう型,病原性および菌体内脂肪酸組成についての多様性

タマネギ圃場内における黒腐菌核病菌(Sclerotium cepivorum)の菌そう型,病原性および菌体内脂肪酸組成についての多様性

レコードナンバー871997論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014358NACSIS書誌IDAN00239465
著者名稲垣 公治
西尾 啓太
金子 秀平
Mathur A.C.
荒川 征夫
書誌名名城大学農学部学術報告
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Meijo University
発行元名城大学農学部
巻号,ページ50号, p.23-30(2014-03)ISSN09103376
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抄録愛知県大府市内のタマネギ圃場(面積: 約13a)において,黒腐菌核病(病原菌: Sclerotium cepivorum Berkeley)の発生状況を,2010年~2013年の4年間にわたり100プロットに分けて調査した。その結果,本病の発生は35プロットで確認されたが,そのうち24プロットは圃場の北側1辺に,11プロットは南側の1辺に沿っていて,圃場中央部では見られなかった。タマネギ罹病個体から分離した42菌株について,菌そう型(PSA培地,14日間培養)を調べたところI型: 27菌株,II型: 9菌株,III型: 5菌株,IV型: 1菌株に分けられ,タマネギに対する病原力に関しては強病原性菌株(+++): 8菌株,弱病原性菌株(+): 13菌株が含まれていた。また,本菌の菌体内脂肪酸組成の調査に基づくクラスター解析により,これら42菌株は3種類のクラスターに分類され,それぞれC-1: 11菌株,C-2: 15菌株,C-3: 16菌株が含まれていた。さらに,菌生育適温(20℃)下での菌生育量(PSA培地,培養72時間)については,平均(直径)79mmであったが,生育不良(40~60mm)な6菌株,生育良好(95~120mm)な6菌株が含まれていた。このように,タマネギ1圃場内での黒腐菌核病の発生には,培養的,生理的,および病原的性質の異なる多くの菌株が関与していることが判明し,本菌にはいくつかの菌種内群の存在が示唆された。
索引語Sclerotium cepivorum;菌そう型;菌体内脂肪酸組成;発生;黒腐菌核病;調査;PSA培地;本菌;35プロット;24プロット
引用文献数27
登録日2014年08月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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