春化の鍵遺伝子であるFLOWERING LOCUS Cの転写制御について

春化の鍵遺伝子であるFLOWERING LOCUS Cの転写制御について

レコードナンバー872001論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名戸丸 祐貴
長部 謙二
岡崎 桂一
藤本 龍
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ66巻・ 2号, p.105-110(2014-03)ISSN03858634
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抄録植物は温度や日長を認識することで開花するタイミングを調節している。春化は、植物が長期間の低温に遭遇することにより花成が誘導される現象であり、開花期を制御する重要な役割を担っている。シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の開花抑制遺伝子であるFLOWEING LOCUS C(FLC)では、春化によって、転写抑制にかかわるヒストンマークであるヒストンH3の27番目のリジン残基のトリメチル化(H3K27me3)を介した転写抑制が生じる。この遺伝子サイレンシングにはH3K27me3をターゲットとするPOLYCOMB RPRESSIVE COMPLEX 2(PRC2)複合体が関与する。これは動植物で保存された転写制御メカニズムである。FLC遺伝子座内から転写される長鎖非翻訳RNA(long non-coding RNA: lncRNA)であるCOOLAIRとCOLDAIRは、春化によって誘導される。特に、COLDAIRはPRC2と結合することで、FLC遺伝子座内のH3K27me3レベルの増加をもたらす。FLCの制御機構が詳細に理解されれば、他のエピジェネティックな制御を受ける遺伝子のモデルになるだろう。
索引語春化;FLC;PRC2;COLDAIR;制御;植物;誘導;FLC遺伝子座内;日長;低温
引用文献数34
登録日2014年08月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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