耕作放棄地放牧での子ヤギの短時間隔離が母子の行動と搾乳量に及ぼす影響

耕作放棄地放牧での子ヤギの短時間隔離が母子の行動と搾乳量に及ぼす影響

レコードナンバー872013論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005663NACSIS書誌IDAN00195188
著者名安江 健
松原 桃子
武田 典子
書誌名日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science
別誌名日本畜産学会報
日本畜産学会報
Nihon chikusan gakkaiho
Animal science journal
Animal science and technology
発行元Zootechnical Science Society of Japan
巻号,ページ84巻・ 4号, p.451-458(2013-11)ISSN1346907X
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抄録都市近郊における耕作放棄地の畜産的利用では,担い手が非農家の一般市民であることから,放牧によるヤギの粗放的搾乳が有効と考えられる。本研究では,耕作放棄地放牧飼育における粗放的搾乳方式を検討するために,自然哺乳時の吸乳行動に応じて,子ヤギを短時間隔離した場合の母子の行動と搾乳量を検討した。放牧されている4組のザーネン種ヤギ母子を,出産後0.8~6.2ヵ月齢時に計18回,自然哺乳させる平常日と,子ヤギを月齢に応じて2~6時間隔離する隔離日を設けて,昼間11時間連続の行動観察を実施するとともに,隔離日には観察後に搾乳量を測定した。子ヤギの隔離により,平均搾乳量は試験期間を通して180~350mL/頭と安定した量が得られたものの,4時間以上の子ヤギの隔離は,母ヤギの1日の食草場所を隔離場所周辺に偏らせる可能性が示唆された。子ヤギの発声と隔離場所からの脱出試行回数,および唾液コルチゾル濃度の結果からは,自然哺乳時の吸乳行動に応じた短時間の隔離でさえも,子ヤギにはストレスとなる可能性が示唆された。以上から,子ヤギの隔離による搾乳方式は推奨されないと結論した。
索引語隔離;子ヤギ;搾乳量;母子;短時間隔離;行動;放牧;ヤギ;検討;吸乳行動
引用文献数22
登録日2014年08月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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