炭素繊維および炭素繊維強化樹脂への水熱反応の適用

炭素繊維および炭素繊維強化樹脂への水熱反応の適用

レコードナンバー872099論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名佐伯 孝
藤江 幸一
大門 裕之
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ27巻・ 2号, p.84-92(2014-03)ISSN09150048
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抄録炭素繊維は比重が鉄の1/4,アルミニウムの2/3と軽量で,鉄を上回る高剛性,高強度な材料である。さらに,高い熱伝導率のため不燃性を有し,熱膨張率が低いという特徴も有している。これらの特徴から,炭素繊維を強化材に用いた炭素繊維強化樹脂が航空宇宙分野や建築土木分野,自動車分野など様々な分野で用いられるようになっている。炭素繊維強化樹脂は使用量が増加しており,それに伴い廃棄量の増加が予測されることから適切な再生利用方法の開発が重要となっている。本報告では,炭素繊維と炭素繊維強化樹脂に対し水熱反応を適用することで,水熱反応による炭素繊維への影響と炭素繊維強化樹脂からの炭素繊維の回収について検討を行った。検討の結果,炭素繊維の表面に塗布されているサイジング剤を炭素繊維の強度低下および表面の欠損等を発生させることなく除去可能であることを明らかとした。また,400℃前後の水熱反応によって炭素繊維強化樹脂に用いられているエポキシ樹脂を分解することで炭素繊維を分離・回収可能であることも明らかとした。以上の結果より,水熱反応を炭素繊維および炭素繊維強化樹脂に適用することにより,炭素繊維表面の洗浄と炭素繊維強化樹脂からの炭素繊維の回収が可能であることを示した。
索引語炭素繊維;炭素繊維強化樹脂;水熱反応;適用;回収;表面;鉄;特徴;増加;検討
引用文献数22
登録日2014年08月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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