扇型簡易粗石付き斜路式魚道(“水辺の小わざ”魚道)の設置効果について(2)

扇型簡易粗石付き斜路式魚道(“水辺の小わざ”魚道)の設置効果について(2)

レコードナンバー872341論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008949NACSIS書誌IDAA11811044
論文副題遡上魚類と甲殻類の種類および遡上量について
著者名畑間 俊弘
書誌名山口県水産研究センター研究報告 = Bulletin of Yamaguchi Prefectural Fisheries Research Center
別誌名Bull. Yamaguchi Pref. Fish. Res. Ctr.
発行元山口県水産研究センター
巻号,ページ9号, p.149-158(2011-12)ISSN13472003
全文表示PDFファイル (10398KB) 
抄録・目視調査からエビ類は魚道側壁の水際線から飛沫帯を通交することが分かった。小型の個体ほど、水面上を遡上し、大型のテナガエビの戻り遡上個体は水際線から水中を多く通過する傾向が見られた。遡上数は粗石魚道の右岸側壁が多く、次いで小わざ魚道左岸側壁であった。粗石魚道を通過したエビ類の88.6%が右岸を通過した。・定量採捕調査からテナガエビ類の戻り遡上個体は多くが小わざ魚道を選択した。また、小わざ魚道は遅い時刻にエビ類の採捕量が増加する傾向が見られた。要因のひとつとして目視調査において粗石魚道では跳水等の水の振動により流される個体を多く確認しており、流されて小わざ魚道の左岸側に流れ着いた個体の多くが小わざ魚道に遡上するために遡上ピークの時間差が現れたと推察した。・テナガエビ類の戻り遡上個体は目視調査を実施した0:00までの間はほとんど確認できなかったことから、深夜から早朝の時間帯に遡上したと推察された。・定量採捕調査から魚類は遊泳魚とハゼ科魚類で選択が分かれたが、遊泳魚は小わざ魚道、ハゼ科魚類は粗石魚道での採捕量が多かった。・小わざ、魚道は跳水等の水の振動の影響を受けない水際線が創出されていることと、緩やかな流速分布が形成されていることが目視及び採捕された魚種組成からも考えられた。逆に粗石魚道では垂直側壁及び速い流速分布、水の振動の影響を受ける飛沫帯が形成され、特にエビ類の遡上にとって好適な条件ではないことが判った。
索引語水;小わざ魚道;粗石魚道;遡上;魚道;エビ類;多く;跳水;小わざ;個体
引用文献数9
登録日2014年08月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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