シロクローバーまたはヘアリーベッチ施用水田において再生紙マルチ移植栽培で水稲を有機栽培した時の生育・収量及び土壌特性
シロクローバーまたはヘアリーベッチ施用水田において再生紙マルチ移植栽培で水稲を有機栽培した時の生育・収量及び土壌特性
レコードナンバー | 872391 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20000568 | NACSIS書誌ID | AN00381455 |
著者名 | 山下 陽一 阿立 真崇 上野 秀人 鈴木 孝康 本荘 陽一 | ||
書誌名 | 愛媛大学農学部農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, College of Agriculture, Ehime University | ||
別誌名 | Bulletin of the Experimental Farm, Faculty of Agriculture, Ehime University | ||
発行元 | 愛媛大学農学部附属農場 | ||
巻号,ページ | 35号, p.15-22(2013-09) | ISSN | 09147233 |
全文表示 | PDFファイル (960KB) | ||
抄録 | 再生紙マルチ水稲移植栽培において、シロクローバーやヘアリーベッチ施用を行い、水稲生育と収量および土壌特性に与える変化について、無肥料区と化学肥料区を対照として調査した。緑肥を施用すると、栽培初期に急速な有機物分解が生じ、電気伝導度とpHが高くなる傾向が見られた。しかしながら、この時期の酸化還元電位への影響はわずかであり、遅れて酸化還元電位が低下した。水稲生育については、草丈、茎数、葉色値とも同様な傾向が見られ、クローバー区が最も高く、ついで化学肥料区、ベッチ区、無処理区の順になった。これは生育初期の水溶性窒素の供給速度に大きく関与していると考えられた。水稲収量は、ベッチ区が最も高かった。クローバー区と化学肥料区では、コブノメイガの食害が顕著であり、それに伴い登熟歩合が極端に減少したため、低収量となった。シロクローバーやヘアリーベッチは養分供給面で、再生紙マルチ移植栽培に適した緑肥であると考えられるが、施用量が過度にならないように注意するとともに、害虫管理も留意する必要があると考えられる。 | ||
索引語 | シロクローバー;化学肥料区;収量;再生紙マルチ移植栽培;土壌特性;ヘアリーベッチ施用水田;水稲生育;緑肥;傾向;酸化還元電位 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2014年09月03日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |