長崎県の採卵養鶏場におけるワクモ被害の現状と感受性殺虫剤による対策効果

長崎県の採卵養鶏場におけるワクモ被害の現状と感受性殺虫剤による対策効果

レコードナンバー872624論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名井上 大輔
元村 泰彦
村野 多可子
平井 良夫
浦川 了
山口 雅之
岩松 茂
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ50巻・ 1号, p.14-21(2014-05)ISSN0285709X
全文表示PDFファイル (1122KB) 
抄録長崎県下の採卵養鶏場34戸で,ワクモの発生状況を調査し,発生リスク要因を分析した。また,市販殺虫剤に対する感受性試験を実施し,この結果を基に対策効果を検証した。発生状況調査では,67.6%の農場でワクモの浸潤が確認され,23.5%の農場では重度汚染が認められた。ワクモは,多くの農場で通年生息し,3~9月に増殖する傾向にあった。ワクモによる被害は,人への不快感など,産卵低下,汚卵発生,鶏の貧血,死亡の順に多かった。発生の危険因子は,「成鶏を1,000羽以上飼養している」,「飼育鶏舎が6棟以上ある」,「ケージで飼育している」,発生増加の危険因子は,「600日齢以上で廃鶏にする」が抽出された。調査対象農場のうち17戸で,8種類,延べ44薬剤の殺虫剤の使用歴があり,このうち5種類,延べ9薬剤で感受性低下が示唆された。殺虫剤の感受性は,農場により傾向が異なっていた。また,2種の殺虫剤を同時に使用すると低濃度でも高い効果を示す傾向がみられた。有効殺虫剤の使用による対策で効率的にワクモが減少し,鶏の貧血,産卵率,汚卵,人への不快感などが改善され,高い費用対効果が得られた。
索引語ワクモ;殺虫剤;農場;危険因子;傾向;対策効果;鶏;使用;人;不快感
引用文献数16
登録日2014年09月25日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat