長崎出島の植栽に関する研究

長崎出島の植栽に関する研究

レコードナンバー872628論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010095NACSIS書誌IDAA11836271
著者名杉本 和宏
永松 義博
川信 修治
書誌名南九州大学研究報告. A, 自然科学編 = Bulletin of Minamikyushu University. A, Natural science
発行元南九州大学
巻号,ページ44号, p.11-20(2014-04)ISSN1348639X
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抄録江戸時代の鎖国期に長崎出島に収容されたオランダ人は,毎年6,7月頃に入港するオランダ船がもたらした物資以外にも,出島内で食料生産をしながら生活を続けた。約220年間の鎖国期に,出島の土地利用形態と植栽は時代とともに変化し,方形状区画が見られるようになると,その規模や形状も変化していった。初期の植栽はマツが主体であったが,蔵の跡地に菜園が造成され,葉菜類などが栽培されるようになり,やがて食用だけでなく観賞用植物も植栽されるようになっていった。中には薬効のある植物もみられ,行動範囲が制限された出島においても日常的治療ができるよう栽培していたものと考えられる。1823年(文政6年)に来日したシーボルトは植物園の整備を行い,日本各地から植物を収集して植栽した。出島では家畜も飼育され,食卓には人参やレタス,キャベツなどの野菜,並びに野鴨,豚,牛などが記載されていた。このように,出島という限られた土地での食料自給と憩いの場として,さらには世界各地からの植物資源探索のための見本園的存在としての役割を担いながら,土地利用形態や植栽が変遷していったことが明らかになった。
索引語植栽;植物;長崎出島;土地利用形態;変化;栽培;江戸時代;出島;初期;食用
引用文献数31
登録日2014年09月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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