高血圧自然発症ラットにおけるカムカム果汁投与による血圧抑制に内皮型一酸化窒素合成酵素が与える影響

高血圧自然発症ラットにおけるカムカム果汁投与による血圧抑制に内皮型一酸化窒素合成酵素が与える影響

レコードナンバー872734論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016464NACSIS書誌IDAA11178236
著者名田中 弘之
樫村 修生
鈴木 健太
豊原 秀和
書誌名日本食品保蔵科学会誌
別誌名日本食品保蔵科学会誌
発行元日本食品保蔵科学会
巻号,ページ40巻・ 3号, p.127-134(2014-05)ISSN13441213
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抄録本研究では,ビタミンCおよびポリフェノール類を豊富に含むカムカム果汁を用いて,SHRおよびWKYに5週間投与すると血圧が抑制されることが明らかとなった。その血圧上昇抑制のメカニズムについて,カテーテル挿入による覚醒状態の体血圧変化および摘出大動脈による張力変化を測定し,交感神経系活性収縮物質,内皮細胞由来弛緩物質,レニン・アンギオテンシン系収縮物質などの関与の面から検討した。その結果,摘出大動脈による張力測定結果からNE収縮感受性の減弱,さらにカテーテル挿入の覚醒状態において,AT1受容体遮断剤であるLosartan投与により血圧が増大したことから,カムカムはこの受容体の関与しない血圧抑制作用の可能性が推察された。この高血圧抑制には,カムカムに多く含有するポリフェノール類がアンギオテンシン系に関与したことが推察される。また,NE,PHE投与下において平滑筋へのα受容体に作用するCa濃度以外の作用が示唆された。さらに,カムカムはAchの感受性を高め,PHEの感受性を鈍らせたことから,血管内皮細胞の修復にともないeNOSタンパク発現の増大,L-NMMAの投与による収縮および血圧の増大から,eNOS活性促進に関与した可能性が考えられた。この血圧上昇抑制には,カムカム果汁に含まれるポリフェノール類に加えビタミンCの血管内皮細胞機能障害の改善によるNOの関与している可能性が考えられた。
索引語関与;血圧;作用;感受性;カムカム;ポリフェノール類;増大;可能性;ビタミンC;カムカム果汁
引用文献数28
登録日2014年09月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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