超臨界流体抽出およびLC-MS/MSを用いた野菜・果実中の残留農薬一斉分析
超臨界流体抽出およびLC-MS/MSを用いた野菜・果実中の残留農薬一斉分析
レコードナンバー | 872788 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 志田 静夏 根本 了 松田 りえ子 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 55巻・ 3号, p.142-151(2014-06) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (763KB) | ||
抄録 | 超臨界流体抽出(SFE)およびLC-MS/MSを用いた野菜・果実中の残留農薬一斉分析法を開発した。LC測定が可能な中~高極性農薬を対象として,SFE試料の調製方法やSFE条件を最適化した。SFE試料として試料-セライト-無水硫酸マグネシウム(1:1:1)の混合比率,モディファイヤーとしてメタノール,超臨界二酸化炭素流体を用いて,抽出圧力16.4MPa,抽出温度40℃,抽出時間30分でSFEを行うことにより,検討農薬の大部分で高回収率が得られた。117農薬について添加濃度0.01ppmで添加回収試験を行ったところ,トマトで112農薬,きゅうりで103農薬で,真度70~120%,併行精度25%未満の良好な結果が得られた。農薬が残留した市販の野菜・果実を用いて,本法と通知法を比較したところ,ほぼ同等の結果が得られた。アセフェートやメタミドホスのような高極性農薬は,開発したSFE法のほうが,有機溶媒抽出法(厚生労働省通知一斉試験法)よりも高回収率が得られた。 | ||
索引語 | LC;野菜;超臨界流体抽出;開発;高極性農薬;SFE試料;結果;試料;農薬;アセフェート | ||
引用文献数 | 30 | 登録日 | 2014年09月25日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |