人工魚礁周辺における潮汐流に応じた放流マダイの行動
人工魚礁周辺における潮汐流に応じた放流マダイの行動
レコードナンバー | 872906 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011795 | NACSIS書誌ID | AN10278554 |
著者名 | 米山 和良 高柳 諒太 藤岡 紘 山中 有一 尾城 隆紀 安樂 和彦 | ||
書誌名 | 水産工学 | ||
別誌名 | Fisheries engineering | ||
発行元 | 日本水産工学会 | ||
巻号,ページ | 51巻・ 1号, p.21-31(2014-07) | ISSN | 09167617 |
全文表示 | PDFファイル (648KB) | ||
抄録 | 遊泳能力の低い小型マダイが流れの速い海域に滞在できるかを明らかにするために,小型マダイと遊泳能力の高い大型マダイそれぞれに音響標識を施して,人工魚礁周辺に放流した。超音波テレメトリーによって行動をモニタリングしたところ,大型マダイは強い日周性を示したのに対し,小型マダイは潮汐に近い周期で出現した。情報量基準により統計モデルを選択して行動に関連深い環境要因を推定したところ,大型マダイの行動には日周期の要因が,小型マダイの出現には潮位と潮汐の要因が影響していた。遊泳能力の低い小型マダイは,卓越した潮汐流の発生時に人工魚礁に隠れていた,あるいは調査海域から離れていた可能性が示唆されたことから、潮汐流を考慮したマダイの放流が重要と考えられる。実験個体は調査水域から離れた後に調査海域に戻ってきたことから,マダイ種苗の滞留に人工魚礁が役立っているのかもしれない。 | ||
索引語 | 小型マダイ;大型マダイ;行動;潮汐流;要因;遊泳能力;人工魚礁周辺;放流マダイ;潮汐;人工魚礁 | ||
引用文献数 | 13 | 登録日 | 2014年09月25日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |