水素化物発生法による肥料・飼料の総ヒ素分析における湿式分解温度の影響

水素化物発生法による肥料・飼料の総ヒ素分析における湿式分解温度の影響

レコードナンバー873011論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036927NACSIS書誌IDAA12412168
著者名青木 孝一
安藤 光一
久保田 貴志
書誌名千葉県農林総合研究センター研究報告 = Annual research bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center
別誌名CAFRC Res. Bull.
千葉農林総研研報
発行元千葉県農林総合研究センター
巻号,ページ6号, p.99-104(2014-03)ISSN18835295
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抄録肥料・飼料の総ヒ素分析において,湿式分解の温度条件が定量値に及ぼす影響について調べたところ,以下の知見が得られた。1. 魚粉を硝酸,過塩素酸,硫酸を用いて湿式分解した場合,総ヒ素定量値はサンドバスの砂温が260℃の分解に比べて,200℃では約10%,230℃では70%~90%となった。2. 有機態ヒ素アルセノベタインの認証標準物質の総ヒ素定量値は,砂温260℃の分解で認証値と有意差のない値が得られた。このことから,魚粉に含まれているアルセノベタインは,260℃の分解でほぼすべて無機化したと考えられた。このときの分解液温は約210℃であった。3. 魚粉,配合肥料,汚泥肥料等を砂温約200℃の低温分解と約300℃の高温分解を行ったところ,魚粉を含む試料では,低温分解の総ヒ素定量値は高温分解の50%以下であった。しかし,汚泥発酵肥料では高温分解と低温分解の差は認められなかった。4. 以上から,肥料・飼料の総ヒ素分析を行う場合,アルセノベタイン等の有機態ヒ素を含む試料では,湿式分解の砂温を260℃以上,分解液温を210℃以上とする必要があることが明らかとなった。
索引語分解;肥料;魚粉;飼料;総ヒ素分析;総ヒ素定量値;低温分解;高温分解;影響;湿式分解
引用文献数16
登録日2014年10月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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