ブロイラーおよびブロイラー種鶏におけるPasteurella multocidaによる頭蓋骨air space病変と脳髄膜炎

ブロイラーおよびブロイラー種鶏におけるPasteurella multocidaによる頭蓋骨air space病変と脳髄膜炎

レコードナンバー873061論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名熊谷 芳浩
大山 貴行
井戸 徳子
小笠原 房恵
奥村 亮子
吉田 恵美
中村 菊保
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ50巻・ 2号, p.70-75(2014-08)ISSN0285709X
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抄録2010年11月,異なるインテグレーションのブロイラーおよびブロイラー種鶏(種鶏)農場で,頭蓋骨air space病変と脳髄膜炎を特徴とする鶏パスツレラ症が発生した。発生時,ブロイラーは45日齢,種鶏は28週齢で,発生鶏舎の死亡率はそれぞれ8%および3%だった。主な臨床所見として,ブロイラーでは斜頸が,種鶏では顔面腫脹が認められた。病理組織学的に,両発生例に共通して発症生存鶏に頭蓋骨air space内の線維素化膿性炎が観察され,一部で線維素化膿性髄膜炎を伴っていた。また,肝臓における血栓形成および巣状壊死も共通所見として観察された。その他の病理学的所見としては,種鶏の発症生存鶏では,頭部・眼瞼部の線維素化膿性皮下織炎がみられた。死亡鶏では肝臓および脾臓の血栓形成,気管支肺炎が主病変であった。細菌学的には,両発生例の半数の複数臓器からPasteurella multocida(A型,Heddleston3型)が分離され,免疫組織学的に各部病変に同菌の抗原が認められた。以上の検査成績から,本発生例の死因はP. multocidaによる急性敗血症と考えられ,発症生存鶏の頭蓋骨air space病変と脳髄膜炎は,P. multocidaが局所に波及し形成されたと考えられた。
索引語種鶏;ブロイラー;頭蓋骨air;space病変;発症生存鶏;脳髄膜炎;ブロイラー種鶏;両発生例;観察;肝臓
引用文献数11
登録日2014年10月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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