実験家系におけるDNAマーカーを用いた近交度のばらつき

実験家系におけるDNAマーカーを用いた近交度のばらつき

レコードナンバー873559論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名小林 栄治
西尾 元秀
古川 力
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ51巻・ 3号, p.143-151(2014-09)ISSN0913882X
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抄録DNAマーカー情報を近交度評価に利用するため,3世代にわたる実験家系を用いて,親(P)世代におけるマーカー遺伝子型の組み合わせが雑種第2(F2)世代のホモ型マーカー割合(マーカー近交度)に与える影響を検討した。71頭のF2世代においてゲノム全体に分布する364個のマーカーによるマーカー近交度は0.404±0.059(平均±標準偏差)であった。P世代におけるマーカー遺伝子型の組み合わせにおける平均マーカー近交度は,AA×ABが0.574,AA×BBが0.521,AA×BCが0.376,AB×ABが0.514,AB×ACが0.382およびAB×CDが0.239であった。また,マーカー近交度の頻度分布は二項分布により算出した期待値の分布と差がなかった。さらに,全マーカーを用いたマーカー近交度とP世代におけるマーカー遺伝子型の組み合わせにより分類したマーカー近交度との間の相関係数を算出した結果,AA×BC(相関係数0.81),AB×CD(同0.74)およびAB×AC(同0.68)の組み合わせで大きかった。以上のことから,マーカー近交度は新たな近交度の指標となり得ると考えられた。ただし,マーカー情報を利用した近交度の評価においてはマーカーの持つ情報量が評価値に影響することから,マイクロサテライトマーカーのように対立遺伝子数が多く,多型の程度の高いマーカーを選択する必要があることが示された。
索引語マーカー近交度;近交度;マーカー遺伝子型;マーカー;実験家系;組み合わせ;利用;世代;影響;P世代
引用文献数22
登録日2014年11月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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