メタン発酵消化液脱水ケーキ炭化物のリン酸肥効

メタン発酵消化液脱水ケーキ炭化物のリン酸肥効

レコードナンバー873713論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名岩佐 博邦
斉藤 研二
犬伏 和之
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ85巻・ 5号, p.439-445(2014-05)ISSN00290610
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抄録乳牛ふん尿と野菜残さのメタン発酵消化液を固液分離し,固体分を過熱水蒸気式炭化装置により230~330℃で炭化した消化液脱水ケーキ炭のリン酸肥効を評価した。消化液脱水ケーキ炭の全リン酸含量は74.1g-P2O5kg-1,ク溶性リン酸含量は40.9g-P2O5kg-1,水溶性リン酸含量は2.0g-P2O5kg-1であった。全リン酸に占めるク溶性リン酸の割合は55.2%であった。ク溶性リン酸に占める水溶性リン酸の割合は4.9%で,過リン酸石灰の約1/12,熔性リン肥の約8倍であった。水,0.5mol L-1重炭酸ナトリウム溶液,0.1mol L-1水酸化ナトリウム溶液および1.0mol L-1塩酸溶液で消化液脱水ケーキ炭を逐次抽出したところ,それぞれの溶液で抽出されたリン酸量は,1.7g-P2O5kg-1,13.7g-P2O5kg-1,17.1g-P2O5kg-1および42.2g-P2O5kg-1であった。抽出されたリン酸の合計量に占める有効態リン酸量(水および0.5mol L-1重炭酸ナトリウム溶液で抽出されたリン酸量の和)の比率は21%であった。コマツナのポット栽培試験により,消化液脱水ケーキ炭のリン酸肥効を評価したところ,黒ボク土(土性L)および褐色低地土(土性LS)のいずれにおいてもリン酸肥料としての効果を示した。そのリン酸肥効は,慣行のリン酸肥料(過リン酸石灰,重焼リンおよび熔性リン肥)と同等であった。
索引語リン酸肥効;消化液脱水ケーキ炭;ク溶性リン酸;過リン酸石灰;熔性リン肥;水;リン酸;抽出;リン;リン酸量
引用文献数24
登録日2015年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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