阿波ポーク食肉識別技術の開発

阿波ポーク食肉識別技術の開発

レコードナンバー873799論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20025129NACSIS書誌IDAA12180299
論文副題ミトコンドリアDNAからのアプローチ
著者名新居 雅宏
柏岡 静
森 直樹
書誌名徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima prefectural Agriculture, forestry and fisheries technology support center livestock research institute
別誌名徳島県畜産研究所研究報告
Bull. Tokushima. Pref. Lives. Res. Ins.
徳島畜研報
発行元徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究所
巻号,ページ7号, p.38-44(2008-02)ISSN18812619
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抄録阿波ポークの食肉識別技術の開発を目的にアワヨーク、阿波ポークおよび一般肉豚等のミトコンドリアDNA非コード領域について1塩基置換(SNP)を基にハプロタイプを再構成した母系解析を行った。1. 繁殖に供用していてる17ラインのうち15ラインについてミトコンドリアDNA(mtDNA)非コード領域1005bpの塩基配列を決定した。結果、西洋系と東洋系からなる6種類のハプロタイプに集約され、そのうちの1種類はアワヨークの独自性の高いことが示唆された。2. 県外産一般肉豚96頭について1. と同様にmtDNAを調査した結果、21種類のハプロタイプに集約された。このうち、アワヨークと同じハプロタイプを持つ頻度は17.7%(17/96)であり、阿波ポークとそれ以外の豚肉を識別可能な割合は78.1%(75/96)であった。3. アワヨークは600bp程度の配列情報を基にしたハプロタイプの再構成により6種類に分類されることから、652bpの塩基配列を基に県内産豚肉の共進会開催時の35頭の阿波ポークを含む170サンプルについてハプロタイプを再構成した結果、19種類に集約された。このうちアワヨークと同じハプロタイプを持つ個体は54頭であり、40%(54/135)の個体が阿波ポークとの識別が不可能であった。一方、阿波ポークについては全てアワヨークと同じハプロタイプを持っており、信頼性は100%(35/35)であった。全ての肉豚について652bpで比較した場合、県外産豚肉ではアワヨークと同じハプロタイプを保有する割合が19.8%(19/96)であるのに対し、県内産豚肉では40%(54/135)の割合を示し高い結果となった。畜産研究所ではアワヨークの始祖豚、系統造成途中世代豚を広く県内に払い下げ、種豚の改良に利用されたことが県内と県外産の判定率の差に影響したことも推察された。以上のことより、mtDNA非コード領域の情報を利用した食肉識別はアワヨークに特異性の高い系統を利用しつつ、農家情報等の生産履歴を組み合わせることで有効な手段となりうることが示唆された。
索引語ハプロタイプ;アワヨーク;阿波ポーク;結果;集約;割合;利用;開発;ミトコンドリアDNA;県内
引用文献数5
登録日2015年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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