過密人工林分における地上部バイオマス推定に関する誤差要因の検証
過密人工林分における地上部バイオマス推定に関する誤差要因の検証
レコードナンバー | 873889 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00012139 | NACSIS書誌ID | AN10385361 |
論文副題 | 40年生ヒノキ人工林における伐倒調査による事例研究 | ||
著者名 | 光田 靖 井上 昭夫 北原 文章 門田 春夫 弘田 孝行 | ||
書誌名 | 森林計画学会誌 = Japanese journal of forest planning | ||
発行元 | 森林計画学会 | ||
巻号,ページ | 46巻・ 1号, p.15-24(2012-08) | ISSN | 09172017 |
全文表示 | PDFファイル (1641KB) | ||
抄録 | 40年生時点で本数密度が2,800本という過密なヒノキ人工林分において伐倒調査によって地上部バイオマスの測定を行い,京都議定書に定められた方式による推定値との比較を行った。その結果,5本のサンプル木のうち4本の推定値が過小であった。推定誤差に偏りが生じた原因に関して,樹幹形状,材積式の適合性,比重およびバイオマス拡大係数について検証したところ,樹幹形状に過密林分特有の特徴はある程度みられたものの,材積式による推定はおおむね偏りなく正確な推定となっていた。一方で,比重およびバイオマス拡大係数は京都議定書報告に用いる値よりも高い値をとる傾向にあった。今回の結果は1つの林分から採取されたわずか5本のサンプル木によるものであり,直ちに一般化することはできない。さらなるデータ蓄積に元づく研究の必要性が示された。 | ||
索引語 | 伐倒調査;材積式;検証;推定;事例研究;値;サンプル木;推定値;偏り;樹幹形状 | ||
引用文献数 | 27 | 登録日 | 2015年01月20日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |