紫外線除去フィルムがオンシツコナジラミの移動分散行動に及ぼす影響

紫外線除去フィルムがオンシツコナジラミの移動分散行動に及ぼす影響

レコードナンバー890068論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名太田 泉
武田 光能
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ58巻・ 4号, p.303-312(2014-11)ISSN00214914
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抄録紫外線除去フィルムによる害虫の発生抑制効果メカニズムを解明するため,紫外線除去フィルムもしくは普通フィルム被覆下におけるオンシツコナジラミの移動分散行動を観察する箱を作製した。観察箱の一部分を紫外線除去フィルムで被覆し,フィルムを被覆していない部分にオンシツコナジラミを放した実験では,紫外線除去フィルム被覆下へ移動したオンシツコナジラミの個体数は,普通フィルムを被覆した同実験と比較して有意に少なかった。紫外線除去フィルムを被覆した部分にオンシツコナジラミの寄主植物であるタバコを置いた条件でも,タバコまで移動したオンシツコナジラミは,普通フィルムを被覆した同実験と比べて有意に少なかった。一方,紫外線除去フィルムを被覆した部分にオンシツコナジラミを放した実験では,フィルムを被覆していない部分へ移動した個体数は,普通フィルムを被覆した同実験と比較して有意に多かった。しかし,紫外線除去フィルムを被覆した部分にタバコを置き,オンシツコナジラミをタバコ上に放した場合には,タバコを離れてフィルムを被覆していない部分に移動した個体は観察されず,これは普通フィルムを用いた同実験でも同じ結果だった。観察箱全体を紫外線除去フィルムで被覆した実験では,オンシツコナジラミは観察箱内を移動し,普通フィルムで全面被覆した場合との違いは認められなかった。さらに,観察箱の中に黄色粘着板を置いた実験では,フィルムの被覆場所やフィルムの種類にかかわらず,ほとんどのオンシツコナジラミは黄色粘着板に誘引された。以上の結果に基づいて,野外とビニールハウスの間におけるオンシツコナジラミの移動分散行動を推察した。
索引語オンシツコナジラミ;被覆;紫外線除去フィルム;フィルム;部分;移動;普通フィルム;実験;タバコ;同実験
引用文献数13
登録日2015年03月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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