転炉スラグを用いた土壌pH矯正と品種耐病性の併用によるレタス根腐病の被害軽減効果
転炉スラグを用いた土壌pH矯正と品種耐病性の併用によるレタス根腐病の被害軽減効果
レコードナンバー | 890170 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015089 | NACSIS書誌ID | AN00052373 |
著者名 | 岩間 俊太 倉内 賢一 門田 育生 | ||
書誌名 | 北日本病害虫研究会報 | ||
別誌名 | Annual report of the Society of Plant Protection of North Japan 北日本病害虫研究会報 | ||
発行元 | 北日本病害虫研究会 | ||
巻号,ページ | 65号, p.85-92(2014-12) | ISSN | 0368623X |
全文表示 | PDFファイル (521KB) | ||
抄録 | 副産石灰肥料として肥料登録されている転炉スラグ(商品名「てんろ石灰」)を用いて土壌pHを7.5程度に矯正することで,レタス根腐病の被害軽減が可能かを接種試験により検討した。また,土壌pH矯正とレタス品種の耐病性を併用した場合の被害軽減効果を圃場試験により検討した。接種試験では,土壌フスマ培養により得られた汚染源を園芸培土と混合して人工汚染土を作成し,人工汚染土のpH矯正後にセルトレイに播種し育苗した場合と育苗株をポットに移植し栽培した場合とで,発病程度の比較を前者では地上部について,後者では地上部と地下部について行った。その結果,いずれもpH6.6程度の未矯正の場合と比較し,pH7.5程度に矯正することで発病程度が低下した。圃場試験では,本病菌レース1による被害が確認された現地農家圃場で2012年と2013年に春作試験と秋作試験を行った。同一圃場内にpH矯正区(pH7.5程度)とpH未矯正区(pH6.0程度)を設置して耐病性の程度の異なる品種を栽培し,地上部と地下部の発病程度を比較した。その結果,土壌pH矯正と比較的耐病性の高い品種とを併用することで,それぞれの単用の場合よりも発病程度が低下する傾向にあり,被害軽減効果が向上した。 | ||
索引語 | 発病程度;土壌pH矯正;併用;被害軽減効果;品種;耐病性;比較;地上部;転炉スラグ;レタス根腐病 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2015年03月26日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |