高速液体クロマトグラフ-四重極飛行時間型質量分析計を用いた飲料中混入物の同定
高速液体クロマトグラフ-四重極飛行時間型質量分析計を用いた飲料中混入物の同定
レコードナンバー | 890220 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 宮本 靖久 鷲田 和人 宇山 敦生 望月 直樹 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 55巻・ 6号, p.261-268(2014-12) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (3469KB) | ||
抄録 | 消費者より異味の指摘のあった飲料製品(指摘品)について,高速液体クロマトグラフ-四重極飛行時間型質量分析計(LC-QTOF-MS)による混入物の解析結果を報告する。LC-QTOF-MSを用いて正常品との差異解析を行った結果,指摘品のみに特徴的な6つの物質を検出した。これらについて,マススペクトル,プロダクトイオンスペクトルを詳細に解析した結果,いずれも界面活性剤であることが明らかとなった。また,これらはシャンプーなど家庭用洗剤の原料に用いられていることが分かった。さらに,これら6種類の界面活性剤を指標に市場で入手可能な洗剤製品の成分解析を行った結果,ボディシャンプー2製品のみHPLCの溶出パターンが一致した。これらの結果から,指摘品には当該ボディシャンプーが開栓後何らかの原因で混入した可能性が強く示唆された。 | ||
索引語 | 結果;LC;指摘品;高速液体クロマトグラフ;四重極飛行時間型質量分析計;界面活性剤;用いて正常品;解析;これら;HPLC | ||
引用文献数 | 9 | 登録日 | 2015年03月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |