熱応答試験実施時間の短縮がみかけ熱伝導率推定に与える影響
熱応答試験実施時間の短縮がみかけ熱伝導率推定に与える影響
レコードナンバー | 890241 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015000 | NACSIS書誌ID | AN00347581 |
論文副題 | 数値的研究 | ||
著者名 | 斎藤 広隆 斎藤 健志 向後 雄二 濱本 昌一郎 Moldrup P. 小松 登志子 | ||
書誌名 | 土壌の物理性 | ||
別誌名 | Soil physical conditions and plant growth, Japan | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 128号, p.11-20(2014-12) | ISSN | 03876012 |
全文表示 | PDFファイル (6330KB) | ||
抄録 | 地盤熱応答試験(TRT)で,ケルビンの線源関数の近似解からみかけ熱伝導率λeを推定する場合,48時間以上の試験時間が推奨されている。近年線源関数の漸近解を用いて試験初期のデータを用いた解析が提案され,試験時間の大幅な短縮の可能性が示された。本研究では数値解析を用いて,解析に用いるデータ区間がλeの推定に与える影響明らかにし,試験時間短縮の可能性について検討した。三次元の熱伝導方程式に一次元の移流熱移動方程式を組み合わせ,熱媒体からU字管本体への熱移動については吸込み・湧出し項の中で扱った。異なる条件下で熱媒体温度を求め,線源関数の近似解と漸近解を用い,みかけ熱伝導率を推定した。漸近解を用いることで,グラウトの熱特性が地盤と大きく異なる場合でも,誤差5%以内で試験時間を20時間以内に短縮できた。また,現場TRTデータの解析により,上記結果の正当性が評価できた。 | ||
索引語 | 試験時間;短縮;解析;推定;漸近解;熱応答試験実施時間;線源関数;可能性;ケルビン;用いて試験初期 | ||
引用文献数 | 24 | 登録日 | 2015年03月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |