都市近郊造林地における人工的ギャップ形成が哺乳類の活動に与える影響

都市近郊造林地における人工的ギャップ形成が哺乳類の活動に与える影響

レコードナンバー890358論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名林 典子
井上 大成
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ13巻・ 4号, p.173-182(2014-12)ISSN09164405
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抄録都市近郊において、造林地の管理状態によって、哺乳類の活動にどのような変化がみられるのかを明らかにするために、下層密度が異なる造林地および人工的にギャップを作成した地点に自動撮影カメラを設置し、けもの道として利用する哺乳類相の違いを定量評価した。下層密度が高い林分の方が、低い林分よりもけもの道として利用する在来哺乳類種の多様度は高かった。しかし、ハクビシン、アライグマ、イエネコなど外来生物においても、下層植生密度が高い地点を多く利用する傾向が見られた。また、人工ギャップを形成した時、下層が繁茂している林分では、ギャップを作成することによって、哺乳類の利用総数は周辺に比べて減少する傾向がみられたが、多様度はギャップの方が高い傾向が見られた。また、タヌキ、アナグマ、ハクビシンはギャップを通過する頻度がコントロールに比べて有意に低かったが、イノシシ、アカネズミでは有意な傾向は認められず、ノウサギではギャップの利用頻度がやや高かった。都市近郊造林地の下層植生を管理したり、小規模な人工ギャップを作成することによって、哺乳類の種ごとの行動に異なる影響が及ぶことが明らかになった。
索引語ギャップ;哺乳類;傾向;ハクビシン;利用;作成;林分;都市近郊造林地;活動;影響
引用文献数33
登録日2015年03月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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