狭小森林に生息するタイリクモモンガPteromys volansによる巣場所選択における季節的および性的違いの評価
狭小森林に生息するタイリクモモンガPteromys volansによる巣場所選択における季節的および性的違いの評価
レコードナンバー | 890385 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20005635 | NACSIS書誌ID | AN00164184 |
著者名 | 浅利 裕伸 柳川 久 安藤 元一 | ||
書誌名 | 東京農業大学農学集報 | ||
別誌名 | Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku 東京農大農学集報 東農大農学集報 農学集報 東京農業大学農學集報 | ||
発行元 | 東京農業大学 | ||
巻号,ページ | 59巻・ 3号, p.218-222(2014-12) | ISSN | 03759202 |
全文表示 | PDFファイル (293KB) | ||
抄録 | われわれは巣資源が限られた狭小森林において,タイリクモモンガ(Pteromys volans)の巣場所を選択の行動を理解するため,7個体によって利用された巣と利用可能な巣の巣間距離を比較した。雄と雌の距離は有意に異ならなかった。これは,すべての個体が狭小森林内にある巣だけを利用し,近隣のどの巣も利用しなかったためかもしれない。タイリクモモンガが利用可能な巣と比べて有意に近い距離にある巣を非積雪期に利用したため,われわれの結果は夏〜秋での巣場所選択性を示した。一方,積雪期には,利用された巣間の距離と利用可能な巣間の距離に有意な差はなかった。これは,タイリクモモンガが非積雪期に近くの利用可能な巣を選択する一方で,積雪期には数少ない良質の巣を利用するために遠くまで移動したためであると示唆された。特に,タイリクモモンガの保全にあたっては,冬季の巣を含む複数の巣の存在が森林内に不可欠である。 | ||
索引語 | 巣;距離;利用;狭小森林;選択;巣間;われわれ;夏〜秋;近く;タイリクモモンガ | ||
引用文献数 | 14 | 登録日 | 2015年03月30日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |