岐阜県におけるクリ新品種「ぽろたん」の大果・安定生産が可能な整枝・せん定技術の確立(1)
岐阜県におけるクリ新品種「ぽろたん」の大果・安定生産が可能な整枝・せん定技術の確立(1)
レコードナンバー | 890518 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20506279 | NACSIS書誌ID | AA12637350 |
論文副題 | 成木前期樹におけるせん定指標の策定 | ||
著者名 | 神尾 真司 | ||
書誌名 | 岐阜県中山間農業研究所研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Gifu Prefectual Research Institute for Agricultural Technology in Hilly and Mountainous Areas Bulletin of the Gifu Prefectural Research Institute for Agricultural Technology in Hilly and Mountainous Areas | ||
発行元 | 岐阜県中山間農業研究所 | ||
巻号,ページ | 7号, p.1-10(2012-03) | ISSN | 21869103 |
全文表示 | PDFファイル (4180KB) | ||
抄録 | クリ新品種「ぽろたん」の成木前期樹における大果・安定生産のためのせん定指標の策定を目的に、結果母枝の種類、資質と雌花・毬果着生量および収量性等との関係、ならびに結果母枝密度と収量性等の関係について検討した。「ぽろたん」の結果母枝資質と結果母枝当たりの雌花数、着毬数の関係は、全長、基部径および先端部径で正の相関が認められた。中でも、基部径との相関が最も高く、ついで先端部径で、太いほど多くなる傾向が認められた。結果母枝の種類で比較すると、発育枝に比べ前年結果枝のほうが雌花数、着毬数がやや多く、着毬率がやや高い傾向が認められた。また、結果母枝資質と結果母枝当たりの収量においても基部径との相関が最も高く、ついで先端部径で、太いほど多くなる傾向が認められた。指標化のため、基部径を7mm以上と7mm未満、先端部径を4mm以上と4mm未満に区分し比較したところ、基部径7mm以上、先端部径4mm以上で雌花数、着毬数、収量および2L以上果数が多く指標として有効と考えられた。結果母枝密度については、樹冠占有面積1m2あたり4本、6本、8本で検討し、6本区が収量、1果重ともに安定していた。以上のことから、「ぽろたん」のせん定時の優良結果母枝の指標は、基部径が7mm以上、先端部径が4mm以上、結果母枝密度は6本/m2として策定できた。 | ||
索引語 | ぽろたん;基部径;先端部径;指標;策定;収量;関係;結果母枝密度;傾向;結果母枝 | ||
引用文献数 | 7 | 登録日 | 2015年04月17日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |