名取川河口・広浦におけるマハゼの生活史

名取川河口・広浦におけるマハゼの生活史

レコードナンバー890537論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005892NACSIS書誌IDAN10474880
著者名片山 知史
酒井 敬一
岩田 剛
本多 仁
書誌名宮城県水産研究開発センター研究報告
発行元宮城県水産研究開発センター
巻号,ページ16号, p.93-97(2000-02)ISSN13402595
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抄録宮城県名取川河口の広浦に生息するマハゼについて,成長過程,生殖腺の発達状況を調べ,成長,産卵年齢,寿命の個体群内変異に注目して生活史を明らかにした。広浦に生息するマハゼ1990年級群には,4月に産卵後の個体と,成熟産卵を行わなかったと思われる個体が存在していた。各々,満1年産卵群,満1年非産卵群に相当するものと考えられた。これらの体長を比較すると前者が体長の100mm以上,後者が体長100mm未満であったことから,同一年級群において体長の大きな個体が生活1年目で産卵し,体長の小さな個体が生活2年目で産卵するものと考えられた。鱗で解析された前報の結果と同様に,耳石を用いた今回の結果からも両産卵群の分岐に成長の変異が関与することが示された。1+として生き残ったマハゼの0+時の計算体長組成と,0+の体長組成を比較したところ,体長の大きな方に尾を引いた分布である0+の体長組成とは異なり,正規分布に近い形を呈すること,80mm以上の個体が存在しないという差異が認められた。したがって,1+として生き残った個体には,0+時に成長が良く成熟産卵するような個体が含まれていなかったものと考えられた。すなわち,満1年産卵群は産卵後死亡し,満1年非産卵群が生き残って1+魚となるものと推察された。
索引語1+魚;個体;マハゼ;体長;広浦;産卵;体長組成;成長;生活史;生息
引用文献数19
登録日2015年04月17日
収録データベースJASI, AGROLib

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