和歌山県果樹栽培地域におけるイノシシの摂食行動調査とカンキツ果実被害について

和歌山県果樹栽培地域におけるイノシシの摂食行動調査とカンキツ果実被害について

レコードナンバー890640論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20501027NACSIS書誌IDAA12610092
著者名法眼 利幸
山本 浩之
森口 幸宣
書誌名和歌山県農林水産試験研究機関研究報告
別誌名和歌山農林水研報
発行元和歌山県農林水産部
巻号,ページ2号, p.75-94(2014-03)ISSN21875634
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抄録和歌山県有田地域におけるイノシシ摂食行動パターンについて検討を行った。有田地域を中心に果樹園およびその周辺でイノシシのエサとなっているものを明らかにするとともに,それらをイノシシに食べさせない対策例を示した。1. 有田地域でイノシシによるカンキツ果実の食害が多発する時期は,地域のエサが少なくなる8月および1月以降であると考えられた。2. カンキツ果実残渣を廃棄すると主にイノシシのエサになっていたが,ワイヤーメッシュの簡易な柵で囲うことによりイノシシの摂食を防ぐことができた。3. カキ果実残渣(主に干し柿生産で発生するカキ皮)及びウメ果実残渣がイノシシのエサになっていた。4. 放置竹林のタケノコがカンキツ果実の少ない4~6月にイノシシのエサとなっていた。竹林を枯殺処理しタケノコを発生させないことで春期のイノシシのエサを減らすことができた。5. 有田地域においてイノシシは栄養を蓄える草本類の根茎をエサの少ない夏期に掘り起こして食べていた。果樹園周囲の草生斜面を刈り払うことでイノシシの掘り起こし数が減少したため,刈り払いはイノシシのエサ探索と果樹園への接近を妨げる効果があると考えられた。
索引語イノシシ;エサ;有田地域;果樹園;カンキツ果実;発生;タケノコ;地域;ワイヤーメッシュ;竹林
引用文献数13
登録日2015年04月17日
収録データベースJASI, AGROLib

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