「きのこリンケージ」による森林資源循環システム再構築に関する研究

「きのこリンケージ」による森林資源循環システム再構築に関する研究

レコードナンバー890682論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039591NACSIS書誌IDAA12517166
著者名更級 彰史
梅田 久男
玉田 克志
書誌名林業技術総合センター成果報告
発行元宮城県林業技術総合センター
巻号,ページ21号, p.27-39(2012-12)ISSN21859167
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抄録中山間地に豊富に存在する森林資源であるスギ人工林に着目し,スギ林由来の資材やスギ林地を利用したキノコ・山菜類の多品目栽培体系を検討した。キノコ栽培技術については,スギおが粉を培地基材とするハタケシメジ施設栽培において,ハタケシメジ廃菌床の培地基材への再利用試験を実施したところ,基材であるスギおが粉を廃菌床へ置換する割合は40%程度までが実用化可能と考えられた。また,廃菌床の利用用途の多様化と林地の多段階利用による経済的価値の増幅を念頭に実施したハタケシメジ廃菌床を生産資材に用いたオオイチョウタケのスギ林床栽培については,菌床のスギ林床伏せ込みによる子実体の連年発生は技術的に可能で,菌株により子実体の発生時期・形態が相違することも分かった。さらに,オオイチョウタケ栽培跡地の循環利用を目的に,オオイチョウタケの後作としての山菜栽培に有望なモミジガサ・イヌドウナの生育調査を実施したところ,オオイチョウタケ栽培残滓に起因する生育障害は生じず,むしろ栽培残滓と土壌を撹拌することにより土壌のCEC向上,pH矯正,炭素・窒素・塩基類の増加等物理化学性が改善し,モミジガサ・イヌドウナの良好な生長を助長していることが示唆された。
索引語スギおが粉;培地基材;ハタケシメジ廃菌床;廃菌床;オオイチョウタケ;子実体;モミジガサ;イヌドウナ;実施;土壌
引用文献数7
登録日2015年04月17日
収録データベースJASI, AGROLib

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