大分県の夏秋ピーマンにおけるミカンキイロアザミウマ個体群の薬剤殺虫効果とスピノサド感受性低下個体群の初確認
大分県の夏秋ピーマンにおけるミカンキイロアザミウマ個体群の薬剤殺虫効果とスピノサド感受性低下個体群の初確認
レコードナンバー | 890830 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014779 | NACSIS書誌ID | AN00055757 |
著者名 | 岡崎 真一郎 大坪 亮介 加藤 幸太郎 | ||
書誌名 | 九州病害虫研究会報 | ||
別誌名 | Proceeding of the Association for Plant Protection of Kyushu | ||
発行元 | 九州病害虫研究会 | ||
巻号,ページ | 60巻・ p.79-83(2014-11) | ISSN | 03856410 |
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全文表示 | PDFファイル (1679KB) | ||
抄録 | 大分県内のピーマンほ場で採集したミカンキイロアザミウマ5個体群に対して,主要な24薬剤の殺虫効果を評価した。全個体群に対して殺虫効果が高かったのは,有機リン系のプロチオホスおよびDMTP,フェニルピラゾール系のフィプロニル,METIのトルフェンピラド,グループUN(作用機構が未特定)のピリダリルであった。個体群間で差異があったのは,有機リン系のアセフェート,マラソンおよびMEP,スピノシン系のスピノサドおよびスピネトラム,アベルメクチン系のエマメクチン安息香酸塩,ピロール系のクロルフェナピル,ベンゾイル尿素系のノバルロンおよびルフェヌロンであった。スピノサドに対するLC50値は,殺虫効果の低かった2個体群ではそれぞれ323.0ppm,166.3ppm,感受性比はそれぞれ65.9,33.9と感受性低下が本邦で初確認された。スピノサドに対して感受性低下した個体群は,いずれもスピネトラムに対する殺虫効果が低く,両剤の間において交差抵抗性が示唆された。 | ||
索引語 | スピノサド;殺虫効果;初確認;有機リン系;感受性低下;プロチオホス;フェニルピラゾール系;METI;トルフェンピラド;ピリダリル | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2015年05月14日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |