ウスグロアザミウマ(総翅目: アザミウマ科)の生存,発育および翅型決定に食餌植物が及ぼす影響

ウスグロアザミウマ(総翅目: アザミウマ科)の生存,発育および翅型決定に食餌植物が及ぼす影響

レコードナンバー890968論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20035952NACSIS書誌IDAA12376290
著者名近森 ちさこ
書誌名京都府立大学学術報告. 生命環境学
別誌名京都府大学報・生命
Sci. Rep. Kyoto. Pref. Univ., Life & Env. Sci
京都府立大学学術報告. 生命環境学
発行元京都府立大学
巻号,ページ66号, p.13-24(2014-12)ISSN18826946
全文表示PDFファイル (1392KB) 
抄録食餌植物がウスグロアザミウマの生存と発育期間に及ぼす影響を明らかにするため,18℃長日(15L-9D)条件下で幼虫に5科7属7種の植物葉を与えて飼育したところ,イチゴの葉上では発育を完了できなかった。インゲンマメの葉では生存率が高く,発育期間が雌雄ともに最も短かったことから,7種の葉の中では最も適性が高いと考えられた。さらに25℃長日条件下で幼虫にインゲン,ソラマメおよびスイセンの3種の葉を与えて飼育したところ,ソラマメの葉では生存率が著しく低く,発育期間が雌雄ともに最も長かったことから,3種の葉の中では適性が最も低いと考えられた。次に,食餌物が雌の翅型決定に及ぼす影響を明らかにするため,25℃長日条件で3種の植物葉を餌として発育した個体の翅型を調査した。さらに,同条件下でソラマメ催芽種子とスイセン鱗茎を摂食して羽化した個体の翅型を調査した。その結果,5種の食餌物を摂食した雌の翅型構成比率に有意差が認あり,ソラマメでの長翅型率は葉よりも種子を与えた場合に高く,スイセンでは鱗茎よりも葉を与えた場合に長翅型率が高かった。雄の翅型はすべて短翅型であった。成虫の体サイズはスイセン鱗茎で発育した際に最小であった。一定以上の温度条件では,適性が低い食餌物は雌の長翅型率を低下させる可能性が高いと考えられた。
索引語葉;発育期間;発育;ウスグロアザミウマ;翅型;影響;雌;適性;生存;翅型決定
引用文献数48
登録日2015年05月22日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat