高齢級スギ・ヒノキ人工林の林床植被の多寡が択伐後の高木性樹木稚樹の更新に及ぼす影響

高齢級スギ・ヒノキ人工林の林床植被の多寡が択伐後の高木性樹木稚樹の更新に及ぼす影響

レコードナンバー890993論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
論文副題シカを排除した12年間の調査から
著者名田村 淳
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ96巻・ 6号, p.333-341(2014-12)ISSN13498509
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抄録シカが高密度で生息する90年生のスギ・ヒノキ人工林において,同一林分内で林床植被率の異なる3試験区(低,中,高植被区)に択伐と同時に植生保護柵を設置して,択伐後2年目から5年目までと12年目に柵内外で天然更新により発生した高木性樹木の更新木を調査した。択伐後には光環境の改善とともに柵内の各試験区の林床植被率は高まり,択伐前の植被率が80%の高植被区と同程度に林床植被率が高まるまでに低植被区は4年,中植被区は1年を要した。択伐後の更新木の種数と個体数は調査した期間を通して低植被区で多く,択伐後12年目の樹高1m以上の更新木は低植被区で11,873本/ha,中植被区で7,499本/ha,高植被区で2,083本/haであった。これらの結果は,植被率が低い試験区ほど択伐後に更新木が多く発生,定着,成長したことを示している。一方,柵外では択伐後12年目には試験区による更新木の種数と個体数に差異はなく,柵内と比較すると種数と個体数ともに少なかった。シカが高密度で生息する高齢級人工林内に高木性樹木を更新させるには,上層木の密度管理だけでなく,低木の除伐や林床植生の刈り払いとシカ採食圧の排除が必要である。
索引語更新木;更新;高密度;植被;林床植被率;植被率;高植被区;中植被区;個体数;シカ
引用文献数23
登録日2015年05月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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