カイコ平衡致死系統における付着染色体の識別同定
カイコ平衡致死系統における付着染色体の識別同定
レコードナンバー | 891008 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20023854 | NACSIS書誌ID | AA12145323 |
著者名 | 池嶋 智美 常山 泉 大沼 昭夫 蜷木 理 原 和二郎 | ||
書誌名 | 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec | ||
別誌名 | Sanshi・konchu biotec | ||
発行元 | 日本蚕糸学会 | ||
巻号,ページ | 83巻・ 3号, p.283-288(2014-12) | ISSN | 18810551 |
全文表示 | PDFファイル (2358KB) | ||
抄録 | カイコの分子遺伝地図のEST-cDNAクローン(以下,クローン)をプローブに用いて,サザンブロッティングハイブリダイゼーションによるRFLP解析を行い,プラチナボーイの素材となった新しい平衡致死系蚕品種BLのW染色体に付着しているとされる2つの染色体断片の識別同定ができるか否かを検討した。初めに,Z染色体断片が付着していることを調べるために,RFLG1(第1連関群対応)のクローンを用いて解析したところ,クローンm47を用いた場合にのみ,供試したすべての雌から2コピー分のバンドが検出された。このことから,BLのW染色体には,クローンm47を含むZ染色体断片が付着していることが明らかになった。次に,もう1つの付着染色体である第2染色体断片を識別同定するために,RFLG19(第2連関群対応)のクローンを用いて解析した。その結果,いずれのクローンを用いても雌でのみ検出されるバンドは認められず,第2染色体付着断片を識別することはできなかった。以上の結果から,蚕品種BLではクローンm47を用いたRFLP解析によってZ染色体付着断片を識別同定できることが明らかになり,またこのクローンを利用して同品種の同定が可能であることが示唆された。 | ||
索引語 | クローン;識別同定;用いて解析;付着;付着染色体;RFLP解析;W染色体;Z染色体断片;雌;EST | ||
引用文献数 | 15 | 登録日 | 2015年05月22日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |