PCR法による収繭機からのカイコ核多角体病ウイルス検出法
レコードナンバー | 891009 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
ALIS書誌ID | ZZ20023854 | NACSIS書誌ID | AA12145323 |
著者名 | 野澤 瑞佳 |
書誌名 | 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec |
別誌名 | Sanshi・konchu biotec |
発行元 | 日本蚕糸学会 |
巻号,ページ | 83巻・ 3号, p.289-294(2014-12) | ISSN | 18810551 |
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抄録 | BmNPVによる収繭機の汚染状況を確認するために,PCRの応用を検討した。これまで報告されたBmNPV検出用プライマーは,AcNPVとの相同性が極めて高いため,BmNPVに特異性のあるプライマーをBp39遺伝子領域から設計した。茨城県下の養蚕現場から分離したBmNPVを用いてプライマーの検出感度とPCRの再現性を検証した結果,PCRの段階では,反応溶液20μlあたり多角体10 2個に由来するウイルスDNA量が再現性のある検出限界であった。更にPCR増幅産物を用いてnested-PCRを行った結果,多角体1粒に由来するウイルスDNAからも再現性のある検出が可能となった。確立したPCRの手法と滅菌ガーゼを用いる試料採取法により,茨城県下の養蚕現場に設置されていた各収繭機からBmNPVの検出を試みた結果,nested-PCRの採用によりウイルスの汚染が識別可能であった。養蚕現場では,収繭機もBmNPVで汚染されるため,防疫対策上の配慮が必要であると考えられた。 |
索引語 | PCR;収繭機;BmNPV;養蚕現場;再現性;結果;検出;汚染;茨城県下;由来 |
引用文献数 | 26 |
登録日 | 2015年05月22日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |