北海道野付湾産カレイ類3種における皮膚偽腫瘍の発生状況
北海道野付湾産カレイ類3種における皮膚偽腫瘍の発生状況
レコードナンバー | 891099 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20012308 | NACSIS書誌ID | AA11768091 |
著者名 | 長澤 和也 | ||
書誌名 | 生物圏科学 | ||
別誌名 | Biosphere science Journal of the Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 J. Grad. Sch. Biosp. Sci., Hiroshima Univ | ||
発行元 | 広島大学大学院生物圏科学研究科 | ||
巻号,ページ | 53巻・ p.37-42(2014-12) | ISSN | 13481371 |
全文表示 | PDFファイル (3466KB) | ||
抄録 | 北海道東部にある野付湾のクロガシラガレイPleuronectes schrenkiには皮膚偽腫瘍と呼ばれる病変が見られることが知られているが,魚種の同定に問題があることが指摘されていた。そこで,野付湾からカレイ類を採集して種を正確に同定し,本病変の発生状況を調べた。その結果,本病変はクロガレイPleuronectes obscurusに高頻度に認められたが,クロガシラガレイには低頻度にしか認められず,過去にクロガシラガレイと報告された種はクロガレイであると示唆された。病変の発生頻度は,クロガレイの魚体長の増加とともに低下した。また,病変はトウガレイPleuronectes pinnifasciatusにも極めて低頻度に認められた。トウガレイにおける本病変の確認は本報告が最初である。なお,前報(Nagasawa and Nishiuchi,2012)の和文要旨で,オショロガレイをヌマガレイとスナガレイの雑種と記したが,正しくはヌマガレイとイシガレイの雑種であり,ここで訂正する。 | ||
索引語 | 種;クロガシラガレイ;ヌマガレイ;病変;皮膚偽腫瘍;発生状況;野付湾;同定;低頻度;雑種 | ||
引用文献数 | 21 | 登録日 | 2015年05月22日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |