サツマイモ焼酎の冬虫夏草スピリッツの抽出物の機能性解析(1)
サツマイモ焼酎の冬虫夏草スピリッツの抽出物の機能性解析(1)
レコードナンバー | 891111 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00020787 | NACSIS書誌ID | AN10034389 |
論文副題 | ヒト大腸癌細胞における細胞増殖抑制及びアポトーシス誘導作用 | ||
著者名 | 章 超 坂尾 こず枝 小野 友愛 高瀬 良和 岩井 謙一 侯 徳興 | ||
書誌名 | 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan | ||
発行元 | 日本醸造協会 | ||
巻号,ページ | 110巻・ 2号, p.110-116(2015-02) | ISSN | 09147314 |
全文表示 | PDFファイル (7288KB) | ||
抄録 | サツマイモ焼酎の冬虫夏草スピリッツ(SCS)は,ミリタリス冬虫夏草子実体をサツマイモ焼酎に浸漬させることより作製した。HP20,SephadexG-25,HPLC(C-18)により得られたSCSの画分について,ヒト大腸癌細胞(HCT-116)の増殖抑制能及びアポトーシス誘導能の解析並びにその活性成分の同定を行った。(1)SCSから分画されたFraction 1C-IIIがHCT-116細胞の増殖に対して,各画分の中で最大の抑制効果を示し,そのIC50値は1.84μg/mlであった。(2)Fraction 1C-IIIが4.0μg/ml,48時間でHCT-116細胞のDNA断片化,カスパーゼ-3の活性化及びPARPの開裂を誘導し,癌細胞のアポトーシスを引き起こした。(3)HPLC,FT-IR及びNMRの測定によりFraction 1C-IIIの主成分はコルジセピンであることを明らかにした。以上の結果から,SCS中の主成分コルジセピンは,ヒト大腸癌細胞HCT-116のアポトーシスを誘導し,癌細胞の増殖を抑制することが明らかとなった。 | ||
索引語 | サツマイモ焼酎;HPLC;癌細胞;SCS;HCT;Fraction;冬虫夏草スピリッツ;ヒト大腸癌細胞;増殖;誘導 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2015年05月22日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |