小麦澱粉のリゾレシチンの存在形態

小麦澱粉のリゾレシチンの存在形態

レコードナンバー891227論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012295NACSIS書誌IDAN10467499
著者名塩田 良子
石永 正隆
釘宮 正往
杉山 寿美
書誌名日本食品科学工学会誌
別誌名日本食品科学工学会誌
発行元日本食品科学工学会
巻号,ページ62巻・ 3号, p.159-164(2015-03)ISSN1341027X
全文表示PDFファイル (514KB) 
抄録小麦澱粉のstarch lipidであるLPCは,水飽和ブタノールにより,常温では抽出されず,熱水中で殆ど抽出される。しかし,糊化状態になると常温による抽出量は熱抽出量より高かった。また,常温抽出したLPCのリノール酸の割合はパルミチン酸より高く,熱抽出したLPCのパルミチ酸の割合は約50%でリノール酸の割合より高かった。このように常温抽出されやすいLPCをchangeable LPC(Ch-LPC),熱抽出されるLPCをstable LPC(St-LPC)とし,生澱粉から常温抽出されるLPCをsurface LPC(Su-LPC)とした。糊化した糊液の温度を95℃から50℃に低下させると糊液はゲル化し,ゲルのLPCの熱抽出量は常温抽出量より再び高くなった。ゲル化により,常温抽出されていたCh-LPCあるいはSu-LPCがSt-LPCに変化したかどうかを調べるためにゲル糊液を95℃まで再加熱し,その糊液のLPC量とLPCの脂肪酸組成を調べた。その結果,常温抽出のCh-LPC量が熱抽出量より高くなった。一方,熱抽出したSt-LPCのパルミチン酸の割合は約54%でリノール酸より高かった。これらは最初の糊化液の場合とほぼ同じ結果であった。以上の結果から,ゲル化あるいは再加熱過程において,Ch-LPCあるいはSu-LPCがSt-LPCに変化していないことが示唆された。
索引語LPC;常温抽出;割合;St;抽出;熱抽出;糊液;熱抽出量;リノール酸;ゲル化
引用文献数24
登録日2015年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat