ラッカセイ種皮から単離した異なる重合度のプロアントシアニジンによる抗酸化活性の比較

ラッカセイ種皮から単離した異なる重合度のプロアントシアニジンによる抗酸化活性の比較

レコードナンバー891308論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016464NACSIS書誌IDAA11178236
著者名海老澤 隆史
田村 倫子
小澤 恵実
村 清司
書誌名日本食品保蔵科学会誌
別誌名日本食品保蔵科学会誌
発行元日本食品保蔵科学会
巻号,ページ41巻・ 1号, p.3-8(2015-01)ISSN13441213
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抄録ラッカセイ種皮は多くのポリフェノールを含む。これまで,食材が含有するポリフェノールの抗酸化活性に関する研究は多くなされているが,多様なポリフェノールが混在した状態で抗酸化活性を検討しているものが大半である。また,複数の方法で抗酸化活性を検討していない場合が多い。そこで私たちは,ラッカセイ種皮から単離・同定した単量体の(+)-カテキン,2量体のプロシアニジンA1,3量体のエピカテキン-(4β→6)-エピカテキン-(2β→O→7,4β→8)-カテキン(EEC)を用いて,重合度の違いによるプロアントシアニジンの抗酸化活性の違いについて検討した。DPPHラジカル消去試験とORAC法で抗酸化活性を測定すると,抗酸化活性は1モル当たりのフェノール性水酸基の数に比例し,ECC>プロシアニジンA1>(+)-カテキンの順であった。しかしながらβ-カロテン退色法での測定では,重合度が高いほど抗酸化活性は低減し,(+)-カテキン>プロシアニジンA1>EECの順であった。この結果から,プロアントシアニジンは重合度の上昇により基質との親和性が低下する可能性があることが考えられた。さらに,生体内での作用を検討するため,ラット肝臓ミトコンドリアおよびミクロソームを用いて脂質過酸化抑制試験を行ったところ,プロシアニジンA1とEECは(+)-カテキンよりも強い抗酸化活性を示し,DPPHラジカル消去試験ならびにORAC法での測定結果と同様,単量体のカテキンより重合体のプロアントシアニジンのほうが強い抗酸化活性を示した。しかし二量体のプロシアニジンA1と三量体のEECの間では大きな差はみられなかった。
索引語抗酸化活性;プロアントシアニジン;カテキン;EEC;重合度;検討;ラッカセイ種皮;ポリフェノール;単離;測定
引用文献数11
登録日2015年05月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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