鹿児島県内における養殖カンパチの眼球炎の発生傾向について

鹿児島県内における養殖カンパチの眼球炎の発生傾向について

レコードナンバー891427論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008714NACSIS書誌IDAN00063165
著者名柳 宗悦
前野 幸二
今岡 慶明
嶋原 佳子
三輪 理
大迫 典久
書誌名魚病研究
別誌名Fish pathology
発行元[出版者不明]
巻号,ページ50巻・ 1号, p.29-32(2015-03)ISSN0388788X
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抄録2010年頃から南九州や西四国を中心に,養殖カンパチにおいて眼球(左右どちらかの片眼が多い傾向)に白濁・出血・欠損・潰瘍・乾酪化を呈する疾病が,夏季の高水温期を中心に多発するようになった。鹿児島県の2010年4月から2014年3月の魚病診断データから,本症が年々増加傾向にあること,天然・人工の種苗の由来にかかわらず発生すること,当歳魚に多く発生する傾向にあることが確認された。さらに,水温が高い7月から11月にかけて多く確認され,Neobenedenia girellaeの多発時期とほぼ一致する傾向にあった。また,病理組織観察,電子顕微鏡観察から,眼球が外部から何らかの物理的障害を受け,養殖場内の各種細菌が外部から眼球内に侵入して炎症反応を起こし,乾酪化を引き起こしているのではないかと推察された。本症は養殖カンパチの商品価値の低下を招き,産業的に大きな問題となっていることから,早急な原因解明と対処法の技術開発が望まれる。
索引語養殖カンパチ;傾向;眼球;乾酪化;本症;発生;確認;外部;人工;Neobenedenia
引用文献数11
登録日2015年06月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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